第2回目となる今回は石橋生産本部長編です。
「ものづくりとは何か?」について深いお話を聞くことができました。
それではインタビューをお楽しみください!
――今回は石橋生産本部長です。ものづくりを中心に考えをお聞きできたらと思います。よろしくお願いします。
石橋:よろしくお願いします。
――まず、いま特に気になっているものづくりに関するニュースやトレンドは何でしょうか?
石橋:製造業者は皆さんそうだと思いますが、DXやスマート工場ですね。やはり少子高齢化による人材不足が一番大きな問題だと捉えていて、そこを改善する取り組みは必要であると考えています。
――最近よく聞くワードですよね。DXやスマート工場を当社の生産工場に導入するとなった場合、どのような工場をイメージされますか?
石橋:例えば、工場内にガントチャート(進捗管理表)のモニターをつけて見える化を図っていきたいです。大手企業など大半はもうできているのでしょうが…。ただソフトだけ先行してしまうと宝の持ち腐れ状態になってしまうので、仕組みづくりとソフトの導入は同時並行でやらないといけないと感じています。実務の改善と合わせていくことが重要ですね。
――いまの話にも出てきた「改善」はものづくりのうえで重要な部分だと思いますが、石橋本部長が考える生産における改善のポイントは何でしょうか?
石橋:やはり生産部は安全であることが第一条件です。安全を確保したうえで品質向上、生産性向上を考えるのがポイントです。
――ありがとうございます。では続いての質問です。石橋本部長にとって「ものづくり」とは何ですか?
石橋:人づくりです。どんなに無人化や生産効率を上げるシステムを導入したとしても、やはり取り組む『人』が重要です。進捗は各人の行動力に深く関わっていて、「自分に何ができるか?」「何をするべきか?」を考えて行動する必要があるので、立場と役割を明確にしていかないと目的を果たせません。
――具体的にどのような場面で『人』が試されると思いますか?
石橋:例えば納期への要望に対して「無理です」で終わる人はもうそこで終わってしまいます。ですが無理で終わらせるのではなく、どうしたら改善できるかを深堀して追及する姿勢をもって取り組めるかどうかでその人が試されると思います。現状ではお客様のご要望にお応えできないところも多くあり心苦しいですが…。
――無人化の流れが進んでいっても、やはり最後は人が重要になってくるのですね。
今回はここまで!その②へ続く・・・