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『AWSデジタル社会実現ツアー2023』に登壇しました!

2023/09/08


Amazon主催 『AWS デジタル社会実現ツアー 2023』
2023年8月29日(火) 梅田サウスホール(大阪梅田ツインタワーズ・サウス11F )
https://aws.amazon.com/jp/events/nationwide-tour/

デジタル技術の活用に、先行して取り組む企業やスタートアップ等を招いて開かれた当イベント『AWS デジタル社会実現ツアー 2023』。DXといった注目のトピックに、成功談・失敗談といった話が会場を盛り上げていました。その会場のトークセッションに、弊社ファクトリーソリューショングループの責任者 “鈴木” が登壇しました。


TLINKS(IoTサービス)の可能性と展望

「IoT成功の鍵とAWSクラウド移行の進め方について、成功事例に学ぶ」と題したテーマで、ホストであるアマゾンウェブサービス様と自由な討論がスタートしました。鈴木からは、私どもが提供している“TLINKS(ティリンクス)というサービスでDXを進めきたことについて、「目的の重要性」「コストとの格闘」「今後の展望」といった内容で話をさせていただきました。

TOYOのIoTテクノロジー”TLINKS”とは…(こちらをクリック)


「目的の重要性」

DXというと、IoT化など電子化することを目的と考えがちですが、それでは迷走してしまいます。私どもは、目的としてはじめに「業界が必要とすること」「顧客が必要とすること」「弊社が必要とすること」から考えました。そこから精査を行い、目的の形成には多くの時間を要しました。

まず、業界が必要とすることとして、「熟練工に頼らない、機械・システムを考案する」から考えました。建設業界では人材不足が課題として上げられますが、鉄筋工事業界では高齢化が顕著で大きな問題となっています。その中で「役に立ちたい、私たちにできることは?」と考え、世代の垣根を超えて誰もが扱える機械、熟練工に頼らないシステムの考案が初めに上がりました。

次に、顧客が必要とすることとして、「メンテナンスの強化」です。
メーカーとして、故障がなく製品を安心して使ってもらうことはとても重要です。特に海外への対応は、部品の供給遅れなど大きなロスに繋がることが多いからです。機械の動作部分から、あらゆる出力データをタイムスタンプと共に全て記録する。そのことで原因追及することが可能になります。また、修理履歴や動作ログから、故障時期を予測し、部品の供給や最適配置に役立てることができます。

そして、我々が必要とすることとして、「エビデンスの強化」です。
お恥ずかしい話ですが、全国のお客様が鉄筋にどんな加工をしているか? 我々は数値としてまったく捉えておりませんでした。どの太さの鉄筋を、どんな長さに何本加工されているか。また、どんな形状に加工され、何本出荷されているのか。鉄筋加工機を開発するにも、その根拠となるデータを持てておりませんでした。今後は”TLINKS”から得られるデータから明確なエビデンスのもと、本当に求められる機械を製品化することに注力できるものと考えています。


「コストとの格闘」

私ども”TLINKS”のサービスは、無償で提供することから始めました。
儲けることよりも、まずお客様に喜んでもらう。そのことが他社との差別化にもなると考えてです。既存のお客様を含め「TOYOの製品を使っていて良かった」そう思っていただけること。その達成には、コストを極限まで下げることが避けられませんでした。
アプリケーションを自社で開発、クラウドに上げるデータは必要最小限に…。パートナー企業とデータ圧縮技術を開発、格安の材料調達と、コストとの格闘は凄まじいものでした。
また、ランニングコストを抑えることも重要な課題でした。当初はIoT装置が搭載された製品台数も少なくデータ容量も少ないことでしたが、台数が増えるに連れ比例してその容量も必要とされてきました。この状況に、利用台数に応じて費用も少しずつ増える”AWS”の費用体系がとてもマッチしました。このように”AWS”を利用して、スモールスタートができたことや、装置の単価が出しやすかったことが成功に繋がったと感じています。

「今後の展望」

”TLINKS”を搭載した製品もスタートした2年前から、1台・2台と増えていき、現在では400台近い台数までになりました。私どもは、データ収集だけで満足せず次のステップとして、関係各社と協力のもと業界発展に寄与したいと考えております。
具体的には、これまでのネットワークを利用して、機械メーカーが造る「ちょっと“かしこい”生産管理システム」を作成中です。少しだけお話しすると、クラウド上に収まったビックデータを集中管理し、各々お客様の製品(鉄筋加工機)に最適化した加工データを送信する。作業者は何もしなくても機械の前に立っているだけで必要な加工ができる。また、どれだけの加工を何時までにできるかを見える化し、タイミング良くトラックに積み込む。そんなトータルソリューションを思い描いています。
更にこれらのデータを活用すれば、建設業界などの経済状況や地域の動向も把握できるようになり、行政とも連携した多様なサービスを展開できるものと考えています。

おわりに
トークセッションでは、アマゾンウェブサービス様や、一緒に登壇いただいた株式会社オーエス(総合AIシステム企業)様から、私どもの想いを丁寧に紐解いていただき、会場の皆さまにも理解しやすく伝えることができました。さらに、我々に新しい可能性を見出す機会も与えていただきました。会場にお集まりいただいた方々も熱心に話に耳を傾けていただき、とても有意義なトークセッションになったと感謝しております。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。

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