前回に引き続き、大村開発本部長編 その②をお届けします。
最後までお楽しみください!
――では続いての質問です。大村本部長が考える「開発職」の面白さとは何ですか?
大村:開発はね、面白いというより苦痛の方が多かったかも。正直(笑)面白かったというより、苦労して作った製品が世に出てホッとすること、自分たちの設計した製品が量産され、3年生き延びたと感じることが多いです。そのホッとする感覚などが癖になっているから開発職を続けられているんだと思います。でも開発は自己実現の場なので、製品仕様などを満たしていればいくらでも好きなことができることが良いところだと思いますし、給料以上の満足感が得られますね。営業や生産の人にはない、設計できるという特殊技能を持った人たちの1強いところではないかなあと思います。
――開発職は面白いだけではない、ということがよくわかりました…(笑)では最後の質問です。5年後、東陽の開発部はどうあるべきだと思いますか?
大村:現状日々の設計業務が忙しく、あまり情報収集の暇がありません。そうすると心の余裕もなくなってきます。自分が設計に関わった技術が、世の中でどの立ち位置にあるのか?といったようなことに常にアンテナを張って注目していかないといけないのですが、今はほとんどできていません。なので、そういったことができるような環境を整えていきたいと思っています。例えば、自部署に限らず他部署との議論や交流の場を持つことで、情報交換したり、みんなでやっているという感覚を醸成したりしていきたいですね。
――設計や開発など個々人で考える業務が多く、内向きになりがちかもしれませんが、そのような中でもコミュニケーションを活性化させる必要がありそうですね。
大村:そうですね、話す内容なんてなんでもいいんですよ。外の人と話すことによってアイデアをもらうきっかけにもなりますしね。話してはじめて気づくこともありますし。
★最後に編集者2名と写真撮影をさせて頂きました★
【プロフィール】
名前:大村 健
役職:開発本部長
趣味:バラの写真を撮ること・神社仏閣巡り
大切にしている言葉:設計者は再考を目指すのではない。限られた時間の中で最良の結果を出すこと。
2回にわたって大村開発本部長へのインタビューをお届けしました。
次回もお楽しみに!