第1回目となる今回は松本営業本部長編です。
営業マンとして第一線で活躍されてきた松本営業本部長の、
「営業」という仕事への考えや思いについてお話を聞くことができました。
それではインタビューをお楽しみください!
――初めての社内インタビューということで、本日はどうぞよろしくお願いします。
松本:よろしくお願いします。
――まず、いま特に気になっている建設業界関連ニュースやトレンドは何でしょうか?
松本:やはりBIMや建設DX、ロボット化のニュースです。建設業に関わる人は減ってくるのではないかと感じていて、今後は人に頼らないということが建設業界でも求められるようになってくると考えています。
――なぜ建設業に関わる人が減ってくるのでしょうか?
松本:3Kもそうですが、処遇が確立されていないことが原因だと思います。あとは、建設業の面白みを感じられる人が減ってきていることも原因だと思います。鉄筋業でいうと、かつては自分が手掛けた建物が出来上がっていく楽しみを感じられる人が多かった印象がありますが、最近はそういった想いを持つ人が減ってきているように感じます。
――なるほど。建設業界があまり魅力的に映らない人が増えているのかもしれませんよね。建設業界に人が集まるためには建設業界が盛り上がっていく必要がありそうですが、何か建設業界が盛り上がるためにできることを考えたことはありますか?
松本:建設業界にまで考えは至っていませんが、まずは自分たちのフィールドである鉄筋業界を盛り上がるため、2017年に鉄筋EXPOを企画・開催しました。世界初の鉄筋に特化した展示会で、たくさんの方に鉄筋業を知ってもらう良い機会となりました。
――続いて、過去営業マン時代の思い出に残っているエピソードを教えてください。
松本:これはねいっぱいありますよ(笑)
――そうですよね(笑)では厳選して、まず失敗したなあという経験から教えてください。
松本:入社1年目のとき、先輩達は据付で出払っていて、自分一人でお客様のところで修理をしたときに機械を壊してしまったことですね。次の日、先輩に解決策を聞いて解決はできましたが、当時はトライ&エラーを繰り返して覚えていました。「当たって砕けろ」精神でやっていましたね(笑)
――やはり現場で見て、経験して、力をつけるということが大切ですね。
松本:そうですね。今みたいに携帯も無いし、欲しいものが全て揃っている環境ではなかったので、そういった経験を多く積むことで確実に知識と技術が自分のものになった気がします。
――ありがとうございます。次に嬉しかったなあという経験を教えてください。
松本:当時担当地域だった高知県のお客様との商談での出来事なのですが、限られたスペースでお仕事をされていたので、機械を購入しても置く場所がないときっぱり断られたんですよ。それでも現場をずっと観察して、ペンと紙で自分なりに作業場をこう変えたらどうかという絵を描いて、社長に提案しました。1か月後に、「スペースが空いたから機械を買いたい」との電話をもらった時は嬉しかったですね。
かなり大掛かりな移動作業もあるなか、自分の提案を取り入れて実行に移していただき、更にお客様から喜びの声を聞いたときは感動しましたね。
――いきなり機械を購入してくれるわけではなく、本当にお客様のために考えて提案をすることで信頼を得られたんですね。
今回はここまで!その②へ続く・・・